No.208への返信

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大人でも治りますか?

ピエール・ロバン症候群で生まれ口蓋裂持ちです。
小さい頃手術も行い言語治療も小学二年位まで通い歯の矯正もしましたが
上手く発音できません。幼い頃に言語治療したのに治らなかったと言うことは
それまでということでしょうか?今年28になるんですが
ずっと自分の上手く発声できてないのが気になって仕方ありません。
この歳でも手術とかすればなおるんでしょうか?
是非教えてください。

[208] 匿名 (2013/11/02 Sat 19:22)


Re: 大人でも治りますか?

状態をみてみないと何ともいえません。

まず鼻咽腔閉鎖不全があるかどうかです。息を吹きかけると曇る鏡(金属板、ガラスでも曇る物なら何でも可)などを鼻の穴の5ミリ下に持って行きアー、イー、キーなど発声してみてください。曇るなら鼻から空気がもれている、ということになります。
 その場合、@ 軟口蓋とのどの後ろの壁の距離が遠くて届かない。A 軟口蓋の動きがわるくて届かない。B @・Aの相乗効果で届かない場合が考えられます。@であれば手術、AであればまずPLPなどのエイド作成をして構音練習、Bであれば状況次第、ということになりそうです。ただ手術する場合もいろんな選択肢があります。構音の仕方が正しければ鼻咽腔が閉じ次第構音ははっきりします。多くの場合は手術後に訓練も必要になってきます。

 鼻咽腔はとじているけれども構音がだめ、と言うことになればその状況次第でしょうが、訓練主体となります。口蓋化構音などは練習をすれば改善すると思われます。ただ大人は子供さんより時間と根気がいるように思われ、声門破裂音などの異常構音があるとかなり難治性となります。

 状況がわからないのでしっかり口蓋裂言語を評価治療してくれる施設でみてもらうことです。手術は多くしていても鼻咽腔に無関心であったり、適当に評価して咽頭弁だけして終わり、という施設も多いので、受診施設の見極めが必要です。

[209] 木村得尚 (2013/11/04 Mon 11:32)