No.117への返信

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アドバイスください

五歳の片側不完全口唇裂の娘をもつ父親です。
今年就学前に修正手術を予定してますが、今いろいろ悩んでいます。

娘の場合、鼻の形や唇のバランスなどは全くと言えるほど問題がありません。鼻と唇の間の傷が白く目立つのでその傷跡を少しでも目立たなくさせる修正手術を勧められています。
娘は裂も不完全で浅かったので生後三カ月での一次手術だけでいいかもと言われていたので、なぜ白く傷が目立つようになったか主治医に聞くと体質、肌質ではないかと答えがありました。

体質、肌質であれば修正手術を行ってもあまりきれいにならないかもと考えてしまい、やらないほうがいいかも・・・・
今よりかえって目立つようになったりしたら・・・・

何か修正手術についてよいアドバイスや経験談があれば教えてください。

[117] ポチ (2011/02/13 Sun 23:04)


Re: アドバイスください

傷をみているわけではないので手術を受けていいとも悪いともいえるものではありませんが・・・

 唇裂手術は最初の手術こそ機能改善目的に必要ですが、2回目以降の手術は多くの場合見た目改善目的の手術なので、絶対しないといけないというものではありません。する必要性を感じないならしなくてもいいことです。就学前というのは手術をするかどうかの一つのポイントの時期ですが、それをスルーされても別に構わないと思います。娘さんが小学校に上がってからは、むしろ親御さんが手術を決めるよりも娘さんが気にしだした時にするかどうかを決めるという感じになると思います。

 手術する側の意見として
バランスがきれいで縫合線だけが目立つというのは悔しいものなので、傷跡をもう少し細くしてより完璧に近づけたいというのは心情的に共感できるものがあります。
 傷跡が帯状に広がるのはいろんな場合におきます。術後テープの下がいつもミルクや鼻水でべちゃべちゃになっていても傷の発赤が長引いてその結果線ではなく帯状になることもありますし、手術時は1センチちょっとの長さのところに十数針糸をかけますがどうしてもかけたいところにうまくかからず、その結果傷が帯に広がることもあります。筋肉がきっちりよると皮膚の直ぐしたの埋没縫合がかかりにくくなり、バランスはいいが表面のきずは広がるということもあります。

体質、肌質であれば修正手術を行ってもあまりきれいにならないかもと考えてしまい、やらないほうがいいかも・・・・
今よりかえって目立つようになったりしたら・・・・

 日常そういう風に言われる場面にはよくでくわします。私の場合は親御さんや本人の強い修正希望がなければ、しばらく様子をみることにしているような気がします。

参考になりましたでしょうか。

[118] 形成外科 木村得尚 (2011/02/16 Wed 08:40)


Re^2: アドバイスください

早速のお返事ありがとうございます。大変参考になりました。
絶対しないといけないというものではない修正手術なのでまだまだ迷うこともありますが、娘の将来を考えもう少し夫婦で話し合いたいと思います。

先生に質問があるのですが・・・
今年幼稚園年長で手術するとしたら、夏休み前7月初旬を考えています。一次手術を秋にしたのでよくわからないのですが、夏の暑さや汗、日差しなどの傷への影響はどのくらいあるのでしょうか?
術後の注意点なども教えてください。

[119] ポチ (2011/02/17 Thu 00:32)


Re^3: アドバイスください

術後の注意点は手術する主治医にしっかり聞いてみてください。
テーピングをする先生、しない先生、飲み薬を出す先生、出さない先生、様々です。
 暑いと化膿しやすいのでは、とよく聞かれますがそんなことはありません。
 鼻風邪をひいて傷口の部分がいつもぬれていると、いつまでも傷が赤いことがあります。そのため我々の施設では幼児の修正手術は向こう数ヶ月風邪をひく率が少ないだろうという理由から4〜6月を勧めています。

[120] 形成外科 木村得尚 (2011/02/17 Thu 21:25)


Re^4: アドバイスください

木村先生、ありがとうございます。
術後のことについては先生の言われるとおり、主治医にもさらに詳しく聞いてみたいと思います。

セカンドオピニオンのようにいろいろ質問させていただきました。
ありがとうございました。

[121] ポチ (2011/02/17 Thu 23:20)