歯ぐきのすぐ後ろで穴が空いている場合、最初から縫わなかった場合と何とか縫合したけれども空いた場合が考えられます。
通常後者の場合は術後半年目ぐらいまでは穴が拡大することがおおいようです。ただそれを過ぎると矯正装置で歯列拡大をしないかぎり穴が広がることはありません。
顎裂部のすぐ後ろは非常に縫いにくい場所なので閉じにいっても開いてしまうことはよくあります。
穴が小さければ口蓋床なしでも行けると思いますが、空気がもれて構音に支障をきたすなら口蓋床をつけるか、閉じる手術をした方がいいかも知れません。ただこの辺は言語の先生ともしっかり話をされるのがいいでしょう。
我々のスタンスでは発語の様子をしばらく見て穴が悪影響を及ぼしそうなときに次の行動を起こしているように思います。
[82] 木村 得尚 (2010/01/27 Wed 21:20)