メールありがとうございます。
鼻咽腔閉鎖不全が術後も継続し、2回目手術をする率は唇顎口蓋裂や普通の口蓋裂に比べて粘膜下口蓋裂は数倍の率になり、難治性の事が多い疾患です。ただメールの中身だけではどうお答えしていいのかわかりません。
3歳で粘膜下口蓋裂と診断されたとのことですが口蓋垂(いわゆるのどちんこ)はふたまたに分かれていましたでしょうか。ときどきただの鼻咽腔閉鎖不全に粘膜下口蓋裂の病名が付けられることがあります。
最初の手術はプッシュバックとかファーラー法とかどんな手術を受けたか説明を受けられましたか。手術で後ろまで届くようになったとか結果を聞かれましたか。
鼻からのファイバー検査や横顔のレントゲン検査は受けられているでしょうか、その結果を聞いたり、見たりされているでしょうか。上がりが悪いとか後ろに届いていない、とか言われているでしょうか。
現在言語聴覚士さんにどの程度の頻度でみてもらい、どのような訓練を受けているのでしょうか。
スピーチエイド、PLP、軟口蓋挙上装置といったモノを使って訓練しましょう、という話題はあがっていないのでしょうか。
コミュニケーション以外での子供さんの発達はいかがでしょうか、とんだりはねたり、言葉を理解したりすることは普通でしょうか
以上の内容によってお答えがかなり変わってくると思います。あと手術した先生が経験豊富な先生かどうかも重要なファクターでは有りますが、それはここでは問わないこととします。
もう一度上記に関して分かる範囲で構いませんのでメールいただけますでしょうか。宜しくお願いします。
[220] 形成外科 木村得尚 (2014/09/12 Fri 13:48)